千鳥と雷切

さて立花道雪のお話が暫く続きます。

立花道雪の初陣は14の頃、病気の父親に代わって一軍を率いて城攻めを行ったものがそれとされています。この時、道雪が率いた兵は3000、対して城に籠った兵は5000と戦力差があったにもかかわらず、道雪は見事敵を打ち破って此方有利の講和を結ぶ事に成功しています。その後37度の戦に赴いてほぼ無敗を誇る道雪は、鬼道雪、雷神、軍神と色々な呼び名を持って戦上手で名が知れ渡っていくのです。

さてこの立花道雪は下半身不随であった事も有名です。これは彼が雨宿りをしていた際に雷に討たれた事が起因しているようです。この時雷に打たれた道雪はその雷の中に雷神を見て、とっさに愛刀「千鳥」で雷神を切って一命を取り留めるも、下半身不随になってしまったようです。この落雷の際に雷を切った、雷獣を切ったとして伝えられるのが愛刀「雷切」です。この出来事で道雪は「千鳥」から「雷切」に名を改めたそうです。しかし雷相手に一歩も引かず、勝たずとも実質引き分けに持ち込んだ道雪は凄いですね。これ以後、道雪は輿に乗って戦場に赴いています。

戦国の時代では下半身不随というものは大きなハンデだったでしょうが、それを跳ね返すように生きた道雪の生き様を暫く少しずつご紹介していきたいと思います。