周易に凝った大内義隆

さて前回意外と信心深かった大内義隆の(悪い意味での)逸話をご紹介しました。やたら男色家の(とても悪い感じに)イメージがある大内義隆ですが、文化人としても名高く信心深い一面もありました。そんな彼は周易(儒教を基にした占い)にも、伝授を受けるほど熱心であったという面もあるのです。

さて古今東西、何か新しいものを習えば実践してみたくなるものです。義隆は家中の者の本卦を見てその性を吟味し、行儀(儒教的秩序)を満たすためだとして、木性の者には東に屋敷を渡し、火性の者には南に家を建てさせ、水性の者には北、金性の者には西にと、それぞれ居住をさせてこれを守らぬものは処罰する、と命じました。

これだけでも結構迷惑であるのに、更に木性の者が金性の子を持てばその子を西の方に預けさせて、火性の者が水性の子を持てば北の家に預けるようにさせました。義隆の時代はこのように理不尽な事が多かい上に法の執行は厳しく、家中のものは大変迷惑したと言う事です。何事もほどほどにして欲しい所、ここまでこだわられると殆ど気狂いを感じさせますね・・・。

因みに信心深かった義隆ですが、キリスト教との折り合いは悪く(一度は)ザビエルに激しく非難された事でも有名です。そりゃキリスト教じゃ男色いけないしね・・・・。