宗像氏と呪いの怨念9

さて、大友家と宗像家の講和は上手くいきました。氏貞はこの同盟にかなり気を使い、心を砕いていたようです。そして時は流れて。立花家の家老、鷹取城城主の森鎮実が領内不作による食糧支援を道雪に求めてきました。道雪はこの頃秋月家との対立が忙しかったのですが、自ら食糧を輸送しました。

所がこの輸送を邪魔する動きを企んだのは若宮郷氏。郷氏は先の同盟の際に殺害された川津らと共に西郷の血を先祖代々統治してきた者達、その土地を立花家に奪われあまつさえ配置替えされたのが不毛の地であった若宮であった事で道雪らに深い遺恨の念を抱いていたと言われています。この襲撃には郷氏らだけでなく、立花氏と激しく対立していた秋月勢も加わります。焦ったのは氏貞自身、家老達を遣わして何とかこの襲撃を止めようとしましたが、よりによって遣わした家老二名までこの襲撃に加わってしまいました。

結論から言うとこの襲撃は大失敗。宗像一派、秋月一派は立花勢に蹴散らされ、道雪達は見事兵糧を餓えで苦しんでいた鷹取城まで届けました。ですがこの襲撃は必要のない余波を生み出してしまいました。道雪はこの時の襲撃に大激怒し、計画を止めようとしていた宗像氏貞討伐の命令を発してしまうのです。