戦国の異名と、魔王・1

戦国時代の武将の多くは、異名で呼ばれる人物が多いです。甲斐の「虎」や越後の「龍」、「雷神」や「軍神」「鬼」などもそうですね。

しかしこれらは生きている内の自称であったり、後世の世であだ名されたものであるので、実際に虎だったり龍に変身したりしたわけでもありません。まぁ一人どう足掻いても鬼がいましたが退治されたのでノーカウントです。

例えば信長が第六天魔王を自称したことは広く知られていますが、自身が魔王だったわけではないでしょう。しかしその死後、本当に魔王になったと伝わる戦国大名がいます。

その人物こそ、安芸武田氏九代当主・武田光和。彼の父はその武勇を讃えられ「今項羽」と恐れられた武田元繁。そう、あの武田元繁の嫡男です。光和は元繁嫡子として(諸説ありますが、)1501年に産まれました。しかし驚くのはここからです。

なんと光和は生まれた時から33本の歯が生えており、また生後3日目になっても産声を上げないので心配して厳島の神主を招いてお払いをしてやっと泣いたと言われています。成長した三和は身長7尺余り(2.1メートル)、眼は逆さに裂け、顔にはたくさんの毛が生えており、きわめて大力で鉄の弓を用いたそうですが・・・この時点で人間かどうか疑わしい。失礼ながらリアルクリーチャーです。