毛利元就の幼少期

さて引き続き毛利元就の幼少期の話です。

これは元就が松寿丸と名乗っていた頃のお話です。子守が松寿丸を抱いて川を渡っていたのですが、川の中で子守はつまずいてしまって松寿丸を川に落っことしてしまいました。慌てて若君を救い出した子守は、元就に必死に頭を下げました。何せ相手は若君、主君の子供です。下手をすれば幼い子供相手でも首が飛ぶ事すらあるのが戦国時代です。

しかし元就は怒る事も無く、

「道を歩いていてはつまづくなど良くあることではないか。気にすることは無いぞ」

と平然と返したそうです。

早くに続いて両親が死に、城を追い出され横領され、兄まで早死にした上に子守に川に落とされるなんてなんという散々な子ども時代でしょうか。しかしそんな状況下にいながら決して人間性を腐らせずまっすぐに育っていった(人間不信にはなった。これは仕方がない)元就の幼い頃のお話です。寛容な人物は幼い頃からも寛容なのです。

幼い頃の育ち方は後々の性格に非常に影響する時がありますからね。(大友さんちとかね・・・)きちんと育った元就は杉大方の存在もまた大きかったのでしょうが、やはり本人の性格もまたあると思います。そんな毛利元就の幼少期の一コマです。