立花宗茂の婿養子入り3

さて養子に迎えられた立花宗茂、まだ幼い子供でしたが義父となった道雪は宗茂を厳しく育て上げます。それもその筈、無理を言って貰った養子なだけに甘やかして育て上げては紹運の顔に泥を塗るような事にもなりかねません。その教育は食事時にまで及び、鮎を身をむしりながら食べていたら「男なら鮎は頭から丸かじりにせんかい!」と怒られるほどでした。確かに鮎は丸かじりにして食べた方が無駄なくて美味しいですよね(多分ここじゃないだろうけど)

その厳しい教育は家臣達にも浸透しており、家臣の小野鎮幸は宗茂と栗山へいき、足に毬が刺さった宗茂が「痛いから棘を抜いてくれ」と足を差しだすと、それを無言で更に深く刺し込んだそうです。男ならば栗の毬ごときでゴタゴタ言うな!という教育方針なのでしょうか?ちょっとした虐待にも見える

ですがこうして厳しい教育を受けた宗茂は西国一と呼ばれるほどの名将になっていくのです。

この宗茂ですが、実は初陣を辞退して一年伸ばしています。「今の力では討死してしまうから」との言葉に家臣達は「若君は臆病なのか」とうろたえましたが、言葉通り一年後の初陣で大手柄を上げました。その戦手腕を道雪に見込まれたのかもしれません。

身の程を知る、という言葉は悪い言葉のようでいて、実はとても難しく重要な事なのですね。