立花道雪への感悦の使者3

さて道雪へのささやかながらの邪推もあってか、道雪の意向とは異なって届けられた旗竿。立花城で旗竿を受け取った道雪は祝宴を開き、宴が終わって使者が船で返っていったその翌日夜、立花城の館を出立します。

翌日には盟友高橋紹運の領地、三笠郡に逗留。一旦下々の足を休めてからまたもや夜半に出立、次には秋月領の長者町で夜が明けました。そこから甘木町を通って筑後川を越えた道雪一行、この甘木町は秋月城から近くの場所でしたが、道雪一行へ秋月家の軍勢が向かう事はなかったと言います。この頃侍達は普段は百姓で、何かしら用がある時招集されるという状態だったので、秋月城には軍勢が整っていなかったのでしょうね。

ですが道雪一行が通っているという事を聞きつけた者達は集まって、その少数軍勢を見て「今こそ道雪を討ち取らん!」と前後から挟み撃ちにする形で襲いかかりました。

しかし元々少数人数な軍は道雪の「大勢を引き連れるのは帰って愚策であるだろう」という意向でした。この時道雪は300人ほどの精鋭を徒歩で召し連れ、手負いが出た時の為に馬を少々、道雪はいつもの手輿に乗っていました。攻めかかる軍勢を相手に連れた者達を二手に分け、前から来る敵は先手の者達が追い払い、背後から来る敵には自ら取って返しその敵達を打ち捨てに討ち捨てて進んで行きました。