腹痛の妙薬?

さてこの流れで吉川元春の面白いというか、変わった逸話も一つご紹介しましょうか。吉川元春は一節には黒田官兵衛との会食後、無理をして鮭を食べて亡くなった、というのが通説ですが、それよりもっと昔の話。元春が体調を壊した時の話です。これには不思議な薬が出てきます。

ある時、元春は腹痛を覚えてそのまま病にかかってしましました。今でこそ場合に応じて色々な薬が用意されますが、この時代は特効薬というものはありません。

この時、元春はあるものを腹痛に効く薬として父親である毛利元就にないかと尋ねていたようです。

それはなんとカワウソ!現代日本では既に絶滅してしまっているカワウソですが、この時代にはそれなりに生息していたようです。しかしカワウソが腹痛の薬とは・・・

因みに元就の手元には肝心のカワウソがなく、元就は嫡男である隆元に

「元春が腹痛でカワウソを欲しがっていますがこちらにはありません。もし隆元が持っていたら元春に送ってあげてください」

と連絡し、隆元が

「少し古くなっていますがカワウソの塩漬けを持っています。すぐに元春に届けましょう」

となって元春にカワウソを送ったようです。その後、元春の病状は回復したというからカワウソは腹痛に効いたのでしょうか?しかしカワウソが薬とは・・・牛肉を薬食い、と言ったようなものなのでしょうかね・・・?