道雪公の名の謂れ

さて前回から出て来ている大友家の名称にして老将、立花道雪公について今回は少しお話しましょう。

彼は若い頃に雷に打たれ下半身不随になりましたが、その時に雷を切ったと言われておりその刀の名はそこから取って「雷切」と呼ばれています。そして戦上手でも有名であり、毛利軍との戦いの中で矢に「戸次道雪公参らせ候」と書いて敵陣に打ち込むと、「あの道雪が来た・・・!」と驚きふためき士気がだだ下がりになるなど、その忠義からネームバリューまで広く知れ渡っている名将です。

さてそんな道雪公、立花道雪の名が通っていますがこれは主君大友宗麟と共に出家し、立花城を受け持った時の名で実際は「戸次鑑連」という名前です。歴史好きの方にはベッキーの愛称でも親しまれているようですね。

さてその立花道雪の出家名、正しくは「麟伯軒道雪」と言います。麟の字は主君大友宗麟から一時拝謁したものですが、道雪にはまた違う意味があります。

その字のごとく道に積もった雪のように、その姿消える時までそこから退く事はない、自らの命が消え尽きる瞬間まで主君に忠義を尽くす、という誓いの込められた名前です。

時代は戦国、主君は日替わり弁当の世の中で清廉潔白に生きた立花道雪は、数多くの人々に慕われていた名君だったそうです。