越後の龍の、幼少期

今回は前前回より名前が出てきている上杉家のお話を少し挟みましょう。この頃は有名な越後の龍・上杉謙信は既になく、甥の上杉景勝が後を継いでいます。

ですがこの上杉謙信、軍神とまで呼ばれたかの人もまた、幼い頃がありました。

 

後に上杉謙信と呼ばれる虎千代が6歳の頃の事。この虎千代少年は酷く乱暴でわがままなクソガキ子供で周囲はおろか、両親も頭を抱えるほど酷い問題児でした。そこで寺に入れて学問を学ばせて性格改善を試みようと春日山城下の禅院仙林寺の天室和尚の元に預けられました。昔はこのようにお寺に預けられる子供は珍しくなかったのです。

ですが虎千代はお師匠さんの言う事も聞かずに暴れまわり、庭の木を折るなどやりたい放題、寺の小僧は泣かすわ他のお坊さんたちを困らせる事が毎日の日課。しかも怒ろうが叱ろうが一向に行動を改めやしない。これには和尚も白旗を上げ、翌年には春日山城に送還となったのです。これはひどい

これに頭を悩ませた父親、もう後継ぎには相応しくないと判断したのか家臣を養子にして家を守ろうとしたのですが、今度は虎千代がごねるごねるお前のわがままでこうなったんだぞ。そこで再び和尚と相談し、また別のお寺に預ける事となりました。

しかしあの上杉謙信もこんな時期があったのですね。他にも色々な武将の幼少期話がありますが、お坊さんが匙をなげたのは彼くらいでしょうか。柱に縛り付けられた人はいるけど。

その話はまたの楽しみとして、次回はまた賤ヶ岳の戦いを追っていきます。

 


2014年3月3日 越後の龍の、幼少期 はコメントを受け付けていません。 新着