人質・松寿丸

さて父親がうっかり捕まってしまった事から生命のピンチになった息子・松寿丸。

彼を救いだしたのは、竹中半兵衛その人でした。

 

おそらく半兵衛は、官兵衛が裏切る筈がないと信じていたのでしょうか。彼は官兵衛の息子の松寿丸を助け出し、石田三成父親の石田正継の元に匿ってもらったのです。官兵衛の幽閉期間は一年間にも及ぶ長いものであったので、その間隠し通したという事はあの織田信長を朝向きとおしたという事、正直驚きを隠せません。

因みに一説には病死した子供の首を信長に送って欺いたという説も…。

いやはや、竹中半兵衛という人物はイメージに反して豪胆な人物ですね。何が彼をそこまでさせたのか。官兵衛との友情か、はたまた幼い松寿丸を可哀想に思ったか、それとも信長への挑戦だったのか…半兵衛の真意は、分かりません。

そして匿われた松寿丸は、そこで半兵衛の息子の左京らと仲良くなります。これが後の竹中の家を救う事になる事は、果たして半兵衛の眼は見抜いていたのか。

松寿丸は匿われた先で半兵衛に具足初めの祝いを取り行われ、その際に 半兵衛自身から祝いの羽織を贈られたという逸話もあります。幽閉され匿われと忙しい松寿丸ですが、この時の松寿丸にとっては半兵衛は命の恩人であり、父親代わりだったのかもしれませんね。

さて幽閉された官兵衛が助け出されるまで一年。時代は進みます。