鬼武蔵と神様の使い4

さて、前回から神殺しだけでは飽き足らず神喰いまでやらかした鬼武蔵こと森長可。その彼の小牧長久手の戦いの前哨戦である羽黒の戦いの前に今回は起こった逸話である。(羽黒の戦いに詳しくして欲しい人は別の記事を読んでね!あんまり詳しく書いてないけど)

ともあれこの時、長可は羽黒の八幡宮の林に陣を敷いていた。するとこの時、内拝殿の脇から大きなカラス蛇が出てきた。これを見た八幡宮の神主は大喜びをして長可に伝えた。

「この御姿こそ八幡宮の神霊ですぞ!これはなんという吉兆でしょうか!この戦の勝利は間違いありませんな!」

だが長可これを聞くなりその蛇を捕まえて曰く、

「何が八幡の神霊ぞ!この俺が八幡に勝利など頼ろうものか!」

と叫んで蛇を口から真っ二つに引き裂き、神主に投げつけた。そして恐れおののく神主を前に満足げに今日の門出は良いぞ!と言ったとされている。

この後に起こった羽黒の戦いでは長可は徳川の奇襲を受け壊滅状態に追い込まれただけでなく、貴重な部下を何名も失う事態に追い込まれました。要するに前回と合わせて神の使いを二度殺しています。その前と合わせれば三度。

そりゃ八百万の神様も小牧長久手で早く現世から退場願うわな、と思わせる森長可の逸話でした。


2014年3月9日 鬼武蔵と神様の使い4 はコメントを受け付けていません。 新着